落花生には、千葉半立やおおまさりをはじめ様々な種類(品種)があります。
それぞれの品種の見分け方・特徴は、以下の表のようになっています。
品種名 | 草型 | 分枝数 | 分枝長 | 葉色 | 形状 | 網目 | くびれ | 殻厚 | 種皮色(裏) |
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千葉半立 | 半立 | 多 | 中 | 濃緑 | 短太 | 中 | 中 | 中 | 淡橙褐(茶) |
ナカテユタカ | 立 | 多 | やや短 | 暗緑 | 長細 | やや浅 | やや深 | 薄 | 淡橙褐(白) |
千葉P114号 (Qなっつ) |
立 | 少 | やや長 | 濃緑 | 長細 | 中 | やや深 | 薄 | 淡橙褐(白) |
郷の香 | 立 | 少 | 中 | 緑 | 中 | やや浅 | 中 | 薄 | 淡橙褐(白) |
おおまさりネオ | 立 | 多 | 中 | 緑 | 長太 | やや浅 | やや浅 | やや暑 | 淡橙褐(茶) |
目次
品種ごとの特徴・味わいの違い
千葉半立の特徴
千葉県の落花生ブランドを確立した定番品種です。
濃厚で高級感のある味わいが特徴で、風味と強いコクがあります。
主に煎り豆で食べられています。
Qなっつ(千葉P114号)の特徴
近年生まれた新品種(正式名称:千葉P114号)で、はっきりした甘みとあっさりした味わいがあります。
莢が白く、薄皮をむくと裏側が薄白色をしています。
主に煎り豆で食べられています。
おおまさりの特徴
通常の品種の2倍の重さがあり、おおぶりな実と莢があります。
ホクホクした食感で、ゆで豆に向いています。
主にゆで落花生として食べられているのは、こちらの品種です。
アメリカの品種であるジェンキンスジャンボと、日本の品種であるナカテユタカとの交配で生まれた歴史があります。
ナカテユタカの特徴
あっさりとした甘みがあり、主に煎り豆で食べられています。
実が大きく粒が揃っており、色味が優れています。
郷の香(さとのか)の特徴
やさしくさっぱりとした甘味があります。
収穫時期が早く、いち早く新豆を味わえるのが特徴です。
他にもたくさん!落花生の品種
他にも、以下のような品種があります。
- タチマサリ
- サヤカ
- ワセダイリュウ
- ふくまさり
- ユデラッカ
- 黒落花生