おおまさりなどの落花生の種の保存方法|湿気と高温に注意を!

家庭菜園などで落花生を収穫した後、来年の栽培に向けて種を保存しておきたいですよね。
落花生の種子は正しい方法で保存しておかないと、発芽率が下がってしまいます。
この記事では、落花生の種の保存方法について、落花生農家が詳しく解説します。

まずは天日干しでしっかりと乾燥させる

収穫した落花生は、莢の状態でしっかりと天日干しで乾燥させます。
後ほど解説しますが、落花生の種をダメにしてしまう主な原因は湿気ですので、しっかりと乾燥させましょう。

種として保存する場合は殻付きでも剥き実でもどちらでも構いませんが、殻付きだと場所をとるのでむいてマメの状態にした方が良いでしょう。

良質な種子の選び方

乾燥させた落花生から、種として保存するものを選びます。

ポイントは、丸くてふっくらとした形のものを選びましょう。
割れていたり、虫食いのものは選ばないようにします。

落花生の種の保存方法

種の保存で大事なのは、発芽させないことです。
湿度と気温が高くなると発芽してしまいますので、なるべく乾燥状態を保つことが重要です。

紙袋や麻袋などに入れて保存する

落花生の種の保存には、紙袋や麻袋に入れるのがおすすめです。
紙袋や麻袋は湿気を吸うので、中に入っている落花生の種を乾燥させる役目があります。

湿気を防ぐなら密封してしまえばいいのでは?と思う方もいるかもしれません。
たしかに食用にする場合は密封した方が長持ちしますが、種として保存する場合は密封してしまうと発芽しなくなってしまいます。

湿度の低い場所なら室温で保存して良い

紙袋や麻袋に入れた種は、湿度の低いところで保存しましょう。
冷蔵庫に入れておくのがベストですが、場所をとってしまうので、湿気がない場所なら室温で保存しても問題ありません。

冬の間は寒いので心配ありませんが、春先から温度と湿気が上がってくる時期からは注意が必要です。
あまり高い温度だと発芽してしまう可能性がありますし、湿度が高いとカビが生えたり、腐ったりしてしまいます。
なお、冷凍してしまうと発芽しなくなってしまいますので、冷凍庫には入れないようにしましょう。

2,3年後でも発芽する可能性があるが、発芽率が下がる

落花生の種は、冷蔵庫で保存しておけば2,3年後でも発芽する可能性があります。
しかし、時間が経つにつれて発芽率は下がるので、できれば翌年に使い切りましょう。

冷蔵庫で保存された落花生なら、食用としても1年は十分食べられますので、余った落花生は食べてしまうのが良いでしょう。
また、おおまさりやQなっつなどの品種の場合、自家栽培で増やした種を許諾なしに譲渡することは種苗法で禁止されています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

家庭菜園でも育てやすい落花生

落花生は、他の農作物に比べてあまり手がかからず、必要な機械も少ないので家庭菜園向きの作物です。
土壌消毒代わりに利用できるため、サツマイモやサトイモとの輪作にも適しています。
ぜひご家庭や余った土地で、落花生を栽培してみてください。

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